【0087】『イエス様とお釈迦様<1>』
圧倒的な信者数を抱える世界三大宗教であるキリスト教と仏教。
その開祖として、今もなお多大な影響力を持つキリストと釈迦。
あくまでも、聖書や仏典等を参考にした文献からですが、
自分なりに調べてみると、二人には様々な共通点がありました。
誕生の経緯としては両者とも人間の父から生まれず、神の霊性を父として、
すなわち、処女から生まれたことになっています。
イエス・キリストは聖母マリアに神の霊が降臨することで誕生し、
一方、釈迦はどうかというと、摩耶(まや)夫人の身に天上から白象が天下り、
右脇から胎内に入って誕生したといいます。
おのおのの母親の名前もマリア(Maria/Mary)にマヤ(Maya)。
似ているといえば似ていますね。
これらは2,000年以上も前の歴史的根拠の乏しい言い伝えで、
実際のところ、ちゃんと二人に父親は存在したのでしょうが、
ここでも、キーワードの一致を見ることができます。
キリストの戸籍上の父はヨセフですが、宗教上の父とされるヨハネという名は
イタリア語で「ジョヴァンニ」(Giovanni)と発音し、釈迦の父である浄飯王
「じょうぼんのう」と言語音が酷似しています。
また、いずれもお腹が大きくなった母親の移動中に生まれています。
マリアがベツレヘムに向けて移動中に産気づいたため、
馬小屋でキリストは生まれ、摩耶夫人も実家がある隣国で出産するための
移動中に、やはり途中で産気づき、釈迦がこの世に生を受けました。
まだまだ共通点がありますが次回に。