【0098】『神戸<1>』

 

昨夜は元町で一杯やってました。最近仕事で神戸を訪れることが多く、

さすがというか、街並みも行き交う人たちもすべてがお洒落ですね。

 

生まれ育った大阪や、学生時代の4年間を過ごした京都はもちろん、

私にとって、港町・神戸も思い入れがたっぷりある大好きな町です。

大阪がミニ東京なら、神戸はミニ横浜といったところでしょうか。

しかしながら、その魅力は決して横浜にも負けていないと思います。

そんな神戸に、私にとっていまだに忘れられない思い出があります。

 

学生の頃のお話なんですが、友人と2人で遊びに行ったときのこと。

阪急三宮駅前でボーっと時間をつぶしていたら、目の前に年の頃

5、6歳くらいの外国人の男の子がこちらを向いて立っていました。

よくよく眺めてみると、なんとも可愛らしいというか、まるで天使の

ような面持ちで私たちの方をじっと見つめています。

 

しばらくすると、その子がトコトコと近づいてきてこうつぶやきました。

「インディ、インディ・・・。」 間近で見ると本当に人形のようです。

私が「インディがどうしたの?」と聞いても返事がありません。

友人が「観光客かなぁ?」と首を傾げながら「ポリス。」と言うので、

「もっとちゃんと発音せなあかんで、ポォーリィースメ~ン。」と私。

「ノー!」と今にも泣き出しそうな表情で、インディを連呼します。

 

「おい、インディって何やろ?」 

「お店かな? 喫茶店とか・・・。」

「さっぱりわからんわ・・・。

困ったなぁ・・・どないしよ。」

「・・・・・。」 

「あっ!」

「そうか!」

「インディ・ジョーンズやっ!!」

 

ちょうど今日本で公開されている『レイダース/失われたアーク』の

続編がインディ・ジョーンズだったことを思い出した私たちは

映画館まで案内してあげたところ、「イエス、ヒヤー!」と大喜びです。

 

「どうやらここやったみたいやな。」

「やれやれ、さあ行こか。」

 

外に出ようとすると、私の腕をグイグイ引っ張って、チケット売場に

連れて行こうとします。

 

「この子、インディ・ジョーンズ観たいみたいやで、どうする?」

「堪忍して。なんで外人の子連れてお前と映画観なあかんねんな。」

「お前もまだ観てないんやろ? 俺、この映画観たいし、入ろや。」

「もう知らんで・・・。」 

「まあええやん・・・。」  <続く>

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